岐阜県からの宅配修理|MacBook Air M2(A2681)液晶パネル交換事例
岐阜県のお客様より、「画面の一部が割れてカラフルな線が入り、正常に表示できない」とのご相談をいただきました。
当社は千葉県の修理業者で、千葉県外(東京都を含む他府県)からのご依頼は宅配修理が基本となります。
今回は MacBook Air M2(A2681)の液晶パネル交換による復旧事例をご紹介します。
お問い合わせ時の症状
お預かり時の状態は、以下の通りでした。
- 画面右側に多数のカラフルな縦線が発生
- 右側約1/3がほぼ表示不能
- 左側も下部に横線やにじみが見られる
- 外部モニターでは正常表示
外部モニターで正常に表示される場合、グラフィックボードや基板の不具合ではなく、液晶パネル単体の破損である可能性が高くなります。
修理前の状態
下の写真はお預かり時のMacBook Air M2です。
右側の表示が崩れ、カラフルな縦線が密集しており、作業や閲覧が困難な状態でした。
診断結果
現物確認と外部ディスプレイ出力テストにより、液晶パネルの物理破損が原因と特定しました。
M2モデルのA2681はRetinaディスプレイを搭載しており、構造が非常に精密なため、分解・交換には専用工具と静電対策が必須です。
また、液晶とバックライト・True Toneセンサーが一体化しているため、パネル単体での補修は困難で、パネル全交換での対応となります。
修理工程の流れ
- 安全対策:電源を完全にオフにし、全ての外部接続を取り外します。
- 底面カバーの取り外し:専用ドライバーでペンタローブネジを外し、底面カバーを慎重に開けます。
- バッテリーの絶縁:内部作業前にバッテリーを基板から切り離し、感電やショートを防ぎます。
- 液晶パネルの分解:ヒンジ部のケーブルとセンサー配線を慎重に外し、液晶パネルユニットを取り外します。
- 新パネルの取り付け:新品のMacBook Air M2用液晶パネルを装着し、ケーブルとヒンジを規定トルクで固定します。
- 動作テスト:組み上げ前に仮通電し、表示の色ムラや輝度調整、True Tone機能の動作を確認します。
- 最終組み立て:底面カバーを取り付け、最終チェックを行います。
修理後の状態
交換作業完了後、画面全体が正常に表示されるようになりました。
色再現性や輝度も良好で、True Toneや輝度自動調整も正常に動作しています。
岐阜県からの宅配修理について
当社では千葉県外からのご依頼は宅配修理が基本です。
岐阜県からの修理の場合も、以下の流れでスムーズに対応可能です。
- お問い合わせ:症状・機種名・型番をお知らせください。
- 仮診断と日数案内:想定される作業内容と所要日数をご連絡します。
- 発送準備:本体を緩衝材で二重に保護し、ダンボール箱に詰めて発送します。
- 到着後の正式診断:部品交換の必要性や追加作業がある場合は事前にご連絡します。
- 修理実施:液晶交換・動作確認を行います。
- ご返送:修理完了後、当社負担で返送します。
梱包と発送のポイント
- 柔らかい布を使って梱包をする。
- 本体をプチプチで二重以上に包む。
- ダンボール内で動かないように緩衝材を敷き詰める。
- 発送伝票に「精密機器」と記載して依頼する。
よくある質問
Q.液晶の一部だけ割れている場合でも交換が必要ですか。
A.はい。部分修理は難しく、液晶パネル全体の交換が必要です。
Q.データは消えませんか。
A.液晶交換では通常データ領域に触れませんが、万一に備えバックアップを推奨します。
Q.修理期間はどのくらいですか。
A.部品在庫がある場合は数日以内の返送が可能です。
まとめ
今回のMacBook Air M2(A2681)は、液晶割れによる表示不良が発生していましたが、液晶パネル交換で新品の表示を取り戻しました。
岐阜県をはじめとする県外からの宅配修理にも対応しておりますので、同様の症状でお困りの際はお気軽にご相談ください。