macbook airの液晶交換を自分で修理する方法・手順
macbook airの修理方法について公開したいと思います。
macbook airはAPPLEの超薄型ノートパソコンで非常に人気のある機種です。
2008年に行われた発表会で初めてスティーブジョブズが公開し、実際に店頭で触れたときは「ノートパソコン?」と思うくらいの印象がありました。
現在も継続して新しい型が登場しており、単発ではなく、macの新しいシリーズとしてこれからも登場していくのだと感じます。
mac全般に言える事ですが、windowsのパソコンに比べ修理が大変難しいです。
間違った方法で修理を行うと、他の箇所も壊してしまうという事も考えられますので、修理に自信のない方は修理業者に出す事をお勧め致します。
以下より、当社でもかなりの頻度で修理をしているmacbook airについて修理の方法を画像付きで説明していきたいと思いますが、macbook airの液晶割れを修理する際に有効になります。
大きく分けると修理方法は2通りあり、1つは上半身丸ごと交換する方法と、2つ目は液晶パネルのみ(表面)を交換する方法です。
どちらも修理としては難しいですが、今回は2つ目の液晶パネルのみを交換する方法を公開致します。(2010年モデル〜)
当然ですが、こちらの修理の方が修理費用としては格安になります。
前置きが長くなりましたが、それではmacbook airの修理方法を公開致します。
【 macbook airを自分で修理する手順1】
まずは液晶画面が割れている事を確認致します。
【 macbook airを自分で修理する手順2】
macの本体裏のネジを外すにはプラスドライバーではなく、ペンタローブドライバーという星形のドライバーを使います。
ペンタローブドライバーは大きなホームセンターか、amazonなどで購入できます。
本体を裏返すと1周全部で10個ネジが付いておりますので全て外します。(赤丸部分)
【 macbook airを自分で修理する手順3】
本体背面のネジを全て外し終わったら、裏蓋をあけます。
ヒンジ部分の方から外すと簡単に取る事が出来ます。
画像で言うと、画像下側から上側に持ち上げるように外すとうまく外す事が出来ます。
【 macbook airを自分で修理する手順4】
裏蓋を外した状態です。
ここまでは簡単な作業になります。
この時点でmacbook airの内部がどのような構造になっているか見ておくと良いかと思います。
ここからは特に慎重に作業してください。
何度も言いますが間違った方法で修理をすると返って修理代金が高額になってしまいます。
赤丸部分にネジがありますので外します。
バッテリー部分、スピーカー部分のネジを外す作業です。
【 macbook airを自分で修理する手順5】
次にマザーボードからバッテリーを外す作業に入ります。
接続部分を外す作業が画像にありますが、上に持ち上げるのではなく、平行にスライドさせると外す事が出来ます。
【 macbook airを自分で修理する手順6】
コネクター部分をいきなりスライドさせるのではなく、フック部分があるので手前に持ち上げます。
【 macbook airを自分で修理する手順7】
ディスプレイケーブルをマザーボードから外します。
この部分は上に持ち上げるのでなく、横にスライドさせて外していきます。
また、SSDが画像の左上にありますのでこちらも外していきます。
ネジが1本付いておりますが、ネジを外し横に引き抜けば外すことができます。
【 macbook airを自分で修理する手順8】
内部に埃がかなりたまっておりましたので、エアブローなどでついでに埃を取り除いてしまいましょう!
【 macbook airを自分で修理する手順9】
次は本体と液晶を取り外す作業に入ります。
先程の液晶ケーブル側と、逆側にヒンジを止めているネジが付いておりますので外していきます。
【 macbook airを自分で修理する手順10】
両サイドのヒンジが外し終わったら次はWIFIのケーブルを外します。
赤丸部分に2本線が付いておりますので2本とも外します。
この時にどこに線が付いていたのか覚えておくようにします。
線の先に赤ペンでチェックを入れても良いと思います。
【 macbook airを自分で修理する手順11】
手順10から手順11 までの行程が少し飛んでしまいましたが、方法としてはヒンジ部分をドライバーなどを使い起こします。
ヒンジが起き上がれば、本体を一度横向きにセットしねじるように外していけばうまく外す事ができます。
線などを切らないように注意してください。
【 macbook airを自分で修理する手順12】
ここまでの作業で本体側と液晶側に分離する事が出来ました!
ですが、まだまだ大変な作業が続き、ここからの方が難しいかもしれません。
液晶のフレーム(銀色の所)には協力な両面テープが1周付いておりますが、フレーム部分に熱をあて、フレームを外す作業をこれから行います。
当店は修理店ですので「ヒートガン」という物を使って作業していますが、ドライヤーなどでも代用は出来ると思います。
【 macbook airを自分で修理する手順13】
液晶の枠が外れた状態です。
【 macbook airを自分で修理する手順14】
液晶パネルの下部にネジが付いておりますので外していきます。
黒いテープの下にネジが隠れていますので、外しのないように確認をします。
【macbook airを自分で修理する手順15】
液晶パネルの周りでは下部にしかネジはありません。
横に向かって外していきます。
【macbook airを自分で修理する手順16】
液晶パネルの交換は、画像のように一番上のガラスを交換する方法です。
下から慎重に外していきます。
【macbook airを自分で修理する手順17】
液晶本体から液晶ガラス(パネル)のみを外した状態です。
パネルの下に反射板がありますが、こちらは絶対に傷つけないでください。
傷が入ってしまうと、表示した際に傷が映り込んできます。
外し終えたら元の手順に沿ってく組み直しを行います。
【macbook airを自分で修理する手順18】
綺麗に液晶が表示している事が確認できます。
これでmacbook airの液晶交換は完了となります。
キーボード交換であったり、HDDの交換作業は途中までの行程は同じです。
液晶交換は正直難易度がかなり高い修理内容になりますので、修理は自己責任でお願い致します。