Lenovoの画面が映らない場合の対処法と想定される修理代金、期間は?
Lenovoのパソコンで画面が映らない原因は色々とあるのですが、ソフトウェアの故障、ハードウェアの故障で修理費用や修理にかかる期間は大きく異なります。
自分で直せる内容なのか、もしくは修理店に出さなければ改善しないのかなど、その辺りについても詳しく説明をしていきたいと思います。
Contents
Lenovoのパソコンで画面が映らない場合に考える事とは?
- なぜパソコンの画面が映らなくなったのか?
- 自分で解決できるのか?
- どのような修理が必要なのか?
- 修理費用はいくらかかるのか?
- 修理はどこに依頼すればいいのか?
画面が映らない原因と解決策
Lenovo製パソコンで画面が映らない場合、以下の原因が一般的に考えられますが、画面が映らなくなってしまった原因に思い当たることがある、ないで内容は異なります。
電源周り・接続の問題
- 電源が入っていない: 電源ボタンを長押ししても電源が入らない場合は、ACアダプターや電源ケーブルの接続を確認してください。
コンセントや電源タップに問題がないかどうかも確認は必要ですが、何かしらのランプが光っているかの確認が最重要です。 - ケーブルの接続不良: ディスプレイケーブルがパソコン本体とモニターに正しく接続されているか確認してください。
ケーブルが緩んでいたり、断線していてつかないケースも考えられます。 - 外部ディスプレイへの出力設定: 外部ディスプレイに接続できる場合は、外部ディスプレイ側で映るのか確認が必要です。
ソフトウェア(Windows OS)の問題
-
- 画面は正常に映らないが、何かしらのエラー表示、文字が見える場合はOS故障の可能性があります。
- BIOS画面が表示できる場合は一度初期化をしてみることをお勧めいたします。
- ディスプレイドライバーの不具合:Windowsの場合は、ショートカットキー(Windowsボタン+Ctrl+Shift+B)でディスプレイドライバーを再起動してみてください。
- OSの不具合: OSのアップデートが原因で画面が映らなくなることもあります。セーフモードで起動し、システムの復元を試してみてください。
ハードウェアの問題
- 電源ボタンを押すと通常は何かしらの文字、光が出ますが、バックライトも光らず完全に真っ暗の場合はハードウェア故障の可能性が高いです。
電源は入っているのでしたら、一度外部モニターに接続をしてみてどうなるのか検証が必要です。 - 液晶パネル:液晶パネルが破損している場合は、映りません。
バックライトは光っていてもパネル自体が壊れていると信号が届かないのでパネル交換は必要になります。 - マザーボード:マザーボードが故障している場合は、修理または交換が必要です。外部ディスプレイに接続をし映るようでしたらマザーボード故障の確率は若干下がります。
- バックライト:バックライトが故障している場合は、光が出ないので画面は真っ暗になります。
ですので、バックライト交換、もしくわ液晶パネル交換が必要になります。 - メモリ:メモリが故障していると画面が映らない、起動しなくなる事があります。
2枚中1枚が壊れているだけでも起動できないのでその際はメモリ交換が必要です。
Lenovoの画面が映らない場合の対処法
自分でできる対処法とできない事
- 上記の「電源・接続の問題」「ソフトウェアの問題」に該当する場合は、自分で解決できる可能性は少なからずありますが、分解が必要になってくる場合は注意が必要です。
簡単な事とすればACアダプターやHDMIケーブルなどを交換してみる、ない場合は同じLenovoの機種を持っている知人を探す。
Lenovoの替えのアダプター、ケーブルなどがない場合は家電量販店、専門店にパソコンを持って行き、アダプターの故障、ケーブル故障だけの診断をしてもらう。
(その程度でしたら無料で見てくれる店舗は多いと思います。) - パソコンの分解やパーツ交換には専門知識が必要なため、無理に自分で修理しようとせず、修理店に相談することも検討しましょう。
Lenovoと民間のパソコン修理店の違い
Lenovoのパソコン修理を依頼する際、Lenovo(メーカー)と民間の修理店にはそれぞれメリット・デメリットがあります。
Lenovoに依頼する場合
メリット:
パソコンメーカーになるので修理先の選択肢としては第一候補にあげられ安心感があります。
デメリット:
見積もりをとってみると、思っているよりも高額な修理代金になってしまう可能性があります。
修理期間が即日ではなく、数週間パソコンを預ける可能性がある。
データの初期化をされてしまう可能性がある。
メーカーに修理依頼、相談する場合の確認ポイント
- Lenovoの保証期間内であれば、無償で修理してもらえる可能性があります。
保証書や購入時のレシートなどを一度確認してみましょう。
民間のパソコン修理店に依頼する場合
メリット:
専門性の高い修理に対応できる場合が多い。
地域密着型で、迅速かつ柔軟な対応が期待できる。
メーカー、家電量販店よりも修理料金が安い場合がほとんどで、データはそのまま残した状態で修理してくれるお店が多い。
故障内容次第では即日修理に対応可能。
デメリット:
個人店がほとんどの為に店舗数が少なく、アクセスしづらい場合がある。
メーカーとは関係がない為に、メーカーの保証期間内の修理の場合でも有償扱いになる。
画面が映らない場合の修理代金の目安
画面が映らなくなってしまった原因が自分にあるのか、もしくは自然故障、劣化による故障なのかで内容は大きく変わります。
また、メーカーと当社で修理代金は異なりますが、以下は当社での修理代金目安となります。
液晶割れ
パソコンの故障で代表されるトラブルの一つです。
液晶が割れてしまうと画面が見えなくなってしまうので液晶交換は必要ですが、Lenovoの機種によって使用する部品が異なるので料金は機種次第ですが、代表される機種として、ideapad、ThinkPad、ThinkBook、IdeaCentreなどがあります。
標準モデルのノートパソコンで液晶パネル交換ですと、2万円から3万円以内で対応できているのが8割位ですが、デスクトップ型の液晶交換の場合は3万円からになります。
メモリ交換
パーツ自体は数千円程度ですので、画面が映らない場合の修理としては安い方です。
メモリを交換する枚数、容量で費用は違いますが、数千円から1万円台が最も多い価格帯です。
マザーボード交換
液晶交換と同じで、最も高額な修理代金になってしまう可能性があるのがマザーボード交換の場合です。
マザーボード上にはCPU、グラフィックなど重要パーツがありますが、スペックなどで大きく料金は異なります。
メーカーではないので、使う部品は基本的に中古ですが、それでも数ま年はみたほうが良いでしょう。
状況次第ではパソコンを買い替えたほうが 安い場合もあります。
その他
画面が映らない原因は、液晶割れを除くとほとんどが分解調査が必要になる場合が多いです。
上記の3つが最もよくある故障箇所ですが、分解調査をして初めて見積もりが出せるパターンもあります。
自分である程度の切り分けを行う場合は、やはり外部ディスプレイに接続した時に映るかどうかがポイントです。
LenovoのPC修理にかかる日数はどのくらい?
修理内容、部品の在庫状況で左右されます。
当社の場合で説明をさせていただきますが、部品の在庫がある修理内容でしたら最短即日修理から対応が可能です。
特殊部品(マザーボードなど)になると在庫をしていないので取り寄せとなります。
国内取り寄せ、海外取り寄せで日数は異なりますが、海外取り寄せの場合は最低2週間前後の取り寄せ期間が発生します。
ただし、部品が入荷してからは1日で完了している場合がほとんどです。
まとめ
Lenovoのパソコンで、画面が映らない原因はデスクトップ、ノートパソコンで共通している部分も多数あります。
自分で確認できる部分もあれば専門の修理業者に依頼をしないと対応できないこともあると思います。
画面が映らないからといってデータがなくなっているとは限りませんので、まずは電源ランプがつくようでしたら外部ディスプレイに接続してどういう状態になるのかのチェックが重要です。
一通りできることを自分で行ってみて、ダメそうなら迷わず修理店に出した方が良いでしょう。