MacBookのバッテリー交換をDIY！自分で分解する手順と必要な工具

MacBookのバッテリー交換を自分で行う方法｜分解手順と注意点

MacBookのバッテリーが劣化すると、充電の持ちが悪くなったり、突然シャットダウンしたりすることがあります。
Appleの公式サポートを利用すると高額になることもあり、「自分で交換したい」と考える方も多いでしょう。

本記事では、MacBookのバッテリー交換を自分で行う方法について、具体的な分解手順や必要な工具、注意点を詳しく解説します。

1. MacBookのバッテリー交換は可能か？

MacBookのモデルによっては、バッテリーが筐体に接着されており、分解の難易度が異なります。
特に2012年以前のモデルでは比較的簡単に交換できますが、それ以降のRetinaモデルでは強力な両面テープ、接着剤が使用されているため、慎重な作業が必要です。

1-1. 交換可能なMacBookのモデル

• MacBook Air（2010年～2017年モデル）：比較的交換しやすい
• MacBook Pro（2012年～2015年モデル）：バッテリーがネジ固定されている
• MacBook（2015年以降）：接着剤で固定されているため難易度が高い

2. 必要な工具とバッテリーの準備

MacBookのバッテリー交換には、以下の工具が必要ですが、機種によって使う工具は異なります。

• 精密ドライバーセット（ペンタローブ 、トルクスなど）
• プラスチック製のヘラまたはスパッジャー
• 吸盤（ボトムカバーを開く際に使用）
• 交換用バッテリー（信頼できるメーカーのもの）
• エタノールまたは粘着除去剤（接着剤を取り除く際に使用）

3. MacBookのバッテリー交換手順

3-1. MacBookの電源を完全に切る

まず、MacBookの電源を完全にシャットダウンし、電源アダプターを外します。

3-2. 裏蓋を開ける

MacBookの裏蓋はペンタローブドライバーを使用してネジを外します。
ネジは小さいため、無くさないように注意しましょう。
また、ネジがなめってしまうと取り外すのが非常に困難になりますので注意！

3-3. バッテリーのコネクタを外す

次に、バッテリーのコネクタを慎重に外します。
ピンセットではなく、ヘラを使用した方が良いです。
ピンセットだとショートしてしまう可能性があります。

3-4. バッテリーを取り外す

バッテリーがネジで固定されている場合は、トルクスドライバーでネジを外します。
接着剤、両面テープで固定されている場合は、エタノールを使って慎重に剥がします。

3-5. 新しいバッテリーを取り付ける

交換用バッテリーを慎重に配置し、ネジで固定します。
接着タイプの場合は、両面テープを使用してしっかり固定します。

3-6. コネクタを接続し、裏蓋を閉じる

バッテリーのコネクタを元の位置に戻し、しっかりと接続します。
その後、裏蓋を閉じてネジを締めます。

4. バッテリー交換後の確認

• MacBookの電源を入れ、正常に起動するか確認
• バッテリーが充電できるかチェック
• 「システム情報」→「電源」でバッテリー情報を確認

5. バッテリー交換時の注意点

• 静電気対策をする（静電気防止手袋を使用する）
• バッテリーを過度に曲げたり、穴を開けないよう注意
• 純正品または信頼できる互換品を選ぶ
• 分解時にネジをなくさないようにする

6. まとめ

MacBookのバッテリー交換は、適切な工具と知識があれば自分で行うことができます。
ただし、接着剤で固定されているモデルは慎重な作業が必要です。
安全に作業を行うために、事前準備をしっかり行いましょう。

もし作業に不安がある場合は、修理専門店に依頼することも検討してください。
当社では部品持ち込み修理にも対応しております。