MacBookのスピーカー交換は自分でできる?音割れの分解手順と注意点を徹底解説!

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MacBookのスピーカー交換を自分で行う方法|分解手順と注意点
MacBookのスピーカーが故障すると、音が割れる、ノイズが入る、音が出なくなるといった問題が発生します。
Appleの修理サービスを利用すると高額になるため、「自分で交換したい」と考える方もいるでしょう。
本記事では、MacBookのスピーカー交換を自分で行う方法について、具体的な分解手順や必要な工具、注意点を詳しく解説します。
1. MacBookのスピーカー交換は可能?原因は?
MacBookのスピーカーは本体内部に組み込まれており、モデルによって交換の難易度が異なります。
特にRetinaディスプレイ搭載モデルは分解が難しく、慎重な作業が求められます。
機種によってはロジックボードの下側までスピーカーが回り込んでいるために、ロジックボードを外さないとスピーカーが外せないモデルもあります。
「パソコンの分解を一度もしたことがない」場合は、正直自分でのDIYはやめた方が良いかもしれません。
Macの分解はWindowsよりも分解難易度が高く、最悪今以上の故障につながってしまう場合があります。
1-1. MacBookのモデルなど
- MacBook Air(2010年~2017年モデル):交換可能
- MacBook Pro(2012年~2015年モデル):交換可能
- MacBook(2015年以降):交換可能
1-2. 音割れ、音が出ない場合の原因は?
- 音割れの原因は経年劣化(コーンに亀裂、ヒビ)による故障が多い。
- 音が出ない場合はスピーカー自体の故障、もしくわ認識していない
2. 必要な工具と交換用スピーカーの準備
MacBookのスピーカー交換には、以下の工具が必要です。
機種によりスピーカーは異なりますが、自分で部品を調達する場合は本体裏に記載のあるModelで確認をされてください。
ヤマダ電機などの大型家電量販店に行っても売っていませんので、購入するのであればインターネットで探すのが一般的です。
また、本来は分解前にスピーカーの部品を用意した方がモチベーションが上がると思いますが、スピーカーの種類、形状などの問題もありますので、先にスピーカーを外してから部品を購入した方が部品を買い間違えることはないですね。
- 精密ドライバーセット(ペンタローブ、トルクスなど)
- プラスチック製のヘラまたはスパッジャー
- 交換用スピーカー(対応するMacBookモデルのもの)
- エタノールまたは粘着除去剤(接着剤を取り除く際に使用)
3. MacBookのスピーカー交換手順
3-1. MacBookの電源を完全に切る
まず、MacBookの電源を完全にシャットダウンし、電源アダプターを外します。
3-2. 裏蓋を開ける
MacBookの裏蓋はペンタローブドライバーを使用してネジを外すことが多いです。
ネジは小さいため、無くさないように注意しましょう。
裏蓋は真上に外せる機種もあれば、横方向にスライドさせて外す機種もありますので、隙間から覗き込み構造を理解しましょう。
3-3. バッテリーのコネクタを外す
次に、バッテリーのコネクタを慎重に外します。
コネクタを外す際は、金属製のピンセットは使わずにプラスチックの工具(ヘラなど)を使うようにしましょう。
通電されている状態でピンセット(金属の工具)がロジックボードなどに触れてしまうと、ショートし電源が入らなくなる恐れがあります。
3-4. スピーカーを取り外す
スピーカーの交換作業は、MacBookの内部パーツを慎重に取り外す必要がありますが、ネジで固定されている機種もあれば、両面テープのみで固定されている機種もあります。
- スピーカーのリボンケーブルを外す
- スピーカーを固定しているネジを取り外す
- 接着されている場合は、エタノールを使って慎重に剥がす
- スピーカーを慎重に持ち上げて取り外す
3-5. 新しいスピーカーを取り付ける
交換用スピーカーを慎重に配置し、ネジで固定します。
リボンケーブルを接続し、バッテリーを元の位置に戻します。
3-6. 裏蓋を閉じて動作確認
すべてのパーツを元の位置に戻し、裏蓋を閉じてネジを締めます。
4. スピーカー交換後の確認
- MacBookの電源を入れ、正常に起動するか確認
- スピーカーの音質をチェックし、正常に動作しているか確認
- 「サウンド設定」でスピーカーが認識されているか確認
5. スピーカー交換時の注意点
- 静電気対策をする(静電気防止手袋を使用する)
- リボンケーブルを無理に引っ張らない
- 純正品または信頼できる互換品を選ぶ
- 分解時にネジをなくさないようにする
6. まとめ
MacBookで音量を最大にする場合は、経年劣化でスピーカーのコーン部分に亀裂が入ってしまうので、7割程度の音量にした方が良いでしょう。
それでも音が小さく感じる場合はUSBスピーカーなどを使った方が良いです。
部品交換後に音量を上げすぎると再度壊れる可能性がありますので注意!
MacBookのスピーカー交換は、適切な工具と知識があれば自分で行うことができます。
ただし、分解手順が複雑なモデルも多いため、慎重な作業が求められます。
安全に作業を行うために、事前準備をしっかり行いましょう。
もし作業に不安がある場合は、修理専門店に依頼することも検討してください。
当社では部品持ち込み修理にも対応しております。