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【MacBook】電源が入らない?起動しない原因と対処法【修理店監修】

MacBook 起動しない

【MacBook】起動しない原因と対処法|修理が必要な場合のチェックポイント

「MacBookの電源が入らない…」
「リンゴマークの画面で止まって動かない…」
「ゲージは溜まっていくが落ちる、進まない…」

こんなトラブルが発生すると、焦ってしまいますよね。

MacBookが起動しなくなる原因は、電源系統の不具合・OSの破損・ハードウェアの故障などさまざまです。

本記事では、MacBookが動かなくなった際に考えられる原因と、それぞれの解決策について詳しく解説します。

 

MacBookが起動しないときのよくある症状

「起動しない」と言っても、いくつかのパターンがありますが、まずはご自身の状況と照らし合わせてみてください。

  • ✅ 電源ボタンを押しても全く反応しない
  • ✅ ACアダプターの充電ランプは点灯するが、画面が黒いまま
  • ✅ Appleのロゴは表示されるが、そこから進まない
  • ✅ ログイン画面まではなんとか進むが、パスワード入力後にフリーズする
  • ✅ 突然電源が落ちたりシャットダウンし、その後電源が入らなくなる

このような症状が発生した場合、原因を特定しながら適切な対応を行いましょう。

 

MacBookが起動しない原因

1. バッテリー・電源アダプターの不具合

MacBookの電源が入らない場合、まず疑うべきは電源周りの問題です。
バッテリーの消耗や電源アダプターの故障が原因で、起動しないケースもあります。

2. macOSのシステムトラブル

macOSのアップデート中にエラーが発生したり、重要なシステムファイルが破損すると、MacBookが正常に起動できなくなることがあります。

3. 周辺機器の影響

外付けHDDやUSBメモリが接続されたままだと、Macが誤ってそれらのデバイスを起動ディスクと認識し、起動できなくなる場合があります。

4. ストレージ(SSD)の障害

ストレージ(SSD)が故障すると、システムデータが読み込めず、起動が停止することがあります。

5. ハードウェアの損傷

MacBookのロジックボード(マザーボード)やメモリが故障していると、電源は入っても起動しないことがあります。
MacBookの機種によってはビープ音が鳴るために、音で異常を教えてくれます。

 

MacBookが起動しないときの対処法

上記の原因に応じて、以下の方法を一通り試してみましょう。
Apple公式サイトにも掲載されているリセット系(SMCリセット、NVRAMリセット、PRAMリセット)は修理店目線でいうと、あまり改善した覚えがありません。
また、一昔前のMacBookでは本体を裏返すと簡単にバッテリーを取り外す事ができましたが、最近はほとんどのMacBookが内蔵バッテリーですので、バッテリーの抜き差しも難しくなりました。

✔ SMCリセットを試す (電源が入る場合)

Macの電源管理システム(SMC)をリセットすると、電源関連の問題が解消されることがあります。

  1. MacBookの電源を完全にオフにする
  2. 「Shift + Control + Option」キーを押しながら電源ボタンを10秒間押す
  3. キーを離してから、もう一度電源を入れる

✔ NVRAM(PRAM)のリセット(電源が入る場合)

起動関連の設定をリセットすることで、問題が解決することがあります。

  1. 電源ボタンを押したらすぐに「Command + Option + P + R」キーを同時に押し続ける
  2. Appleのロゴが2回表示されたらキーを離す

✔ セーフモードでの起動(電源が入る場合)

セーフモードでは、不要なソフトウェアを無効化して起動できるか確認できます。

  1. 電源ボタンを押した直後に「Shift」キーを押し続ける
  2. ログイン画面が表示されたらキーを離す

✔ macOS復旧モードを試す(電源が入る場合)

システムが破損している場合、macOSの復旧モードから修復を試みることができます。

  1. 電源ボタンを押した後、すぐに「Command + R」を押し続ける
  2. 「ディスクユーティリティ」を開き、ストレージの修復を実行
  3. 「macOSを再インストール」を選択してOSを上書きインストールする

✔ 周辺機器をすべて外す

USBメモリや外付けHDDが接続されていると、MacBookが正常に起動できないことがあります。
周辺機器はACアダプタのみにし、他は取り外してから再起動してみましょう。

✔ 電源が入らない場合【最重要】

年式により確認方法が異なります。
液晶背面のリンゴマークが光るMacBook、光らないMacBookで説明をしていきます。
調査には必ず純正のアダプターを使ってください。
互換品などの場合は、ワット数が足りないと電源が入らない場合もあります。

【リンゴマークが光るMacBookの場合】
純正のACアダプターを接続し、電源ボタンを押した時に画面が映らなかった場合は一度背面のりんごマークが光っているか確認をしてください。
りんごマークが光らない場合、画面が映らない場合はそのままトラックパッドで確認をしていきます。
MacBook Pro 2015年モデルの場合はトラックパッドが感圧式になっており、電源が入るとトラックパッドにクリック感が出るようになります。
ですので、りんごマークが光らない、画面が映らなくても、トラックパッドにクリック感が出れば電源は入っております。
故障原因としては、起動不良、ロジックボード故障、液晶故障などの疑いがあります。

【リンゴマークが光らないMacBookの場合】
比較的高年式のMacBook、Air、Proは液晶背面のりんごマークが光らなくなりました。
これらの機種をお使いの方で「電源が入らない」症状になってしまった場合は以下の症状を試されてください。
純正のアダプターを接続し、電源ボタンを押す。
キーボードが光らない、液晶が映らないなど、全く電源が入っている感じがしない場合はそのままトラックパッドにクリック感があるか確認をします。
完全に電源が入っていない場合はトラックパッドにクリック感はなく、押し込む事ができません。
逆に画面は映らない、電源が入っているのかわからない場合でも、トラックパッドにクリック感がある場合は内部で通電はされています。
故障原因としては、起動不良、ロジックボード故障、液晶故障などの疑いがあります。

 

MacBookの修理が必要なケース

以下のような場合は、ハードウェアの故障が考えられるため、修理を検討しましょう。

  • ✅ 上記の手順を試したが改善しない
  • ✅ 起動時に異常な音がする(ファンが回らない・異音がする)
  • ✅ SMCリセットや復旧モードでも改善しない

 

当店のMacBook修理サービス

当店では、MacBookの起動しないトラブルを何度も修理してきた実績がございます。

🔧 バッテリー・電源アダプター交換

充電ができない・電源が入らない問題を解決します。
メーカーですとバッテリー交換の際はデータの初期化をされてしまう可能性がありますが、当社ではデータはそのままでバッテリー交換のみに対応が可能です。

💻 SSD交換・メモリ交換・データ復旧

システムが破損している場合、SSD交換やデータ復旧を行います。
ただし、比較的年式の新しいMacBookはSSDやメモリがロジックボードに埋め込まれているために、SSDやメモリを取り外したり、増設したりする事ができません。
仮にSSDやメモリに故障があった場合の修理方法としてはロジックボード交換になるために、修理代金は高騰します。

🛠 ロジックボードの修理

ハードウェアの診断を行い、適切な修理を実施します。
機種によってはロジックボード自体の修理を行う事で修理料金を抑える事ができますが、高年式になってくると交換しか選択肢がない場合もあります。
MacBookの修理代で最も高額になる内容が、液晶交換かロジックボード交換です。

🚀 macOSの復旧・クリーンインストール

OSの破損を修正し、正常に動作するようにいたします。
復旧できない場合はOSの再インストールになりますが、その場合はデータがなくなります。
パソコンはいつ壊れるかわからないために、万が一に備え日頃からタイムマシンなどを使ってバックアップを取る習慣をつけましょう。

 

MacBookの起動トラブルでお困りならご相談ください!

症状が悪化する前に、早めの対応をおすすめします。
まずは無料診断・見積もりをご利用ください!

お問い合わせをいただく際は、本体裏側に小さく記載のあるModel、故障内容をお知らせくださいませ。
<例>
A2337、A2681、A3113、A2338 など