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【初心者向け】ノートパソコンのSSDの種類と交換方法を徹底解説

ノートパソコン SSD種類

初心者向けノートパソコンSSDの種類と交換方法を徹底解説

ノートパソコンを高速化したいならSSDへの交換(換装)がおすすめです。

最近は多くのノートPCがSSD搭載になっていますが、古いパソコンでも後からSSDに交換することで劇的に性能アップできます。
予算次第ですが、メモリを増設するよりもSSDに換装した方が体感速度は明らかに違います。

しかし一口にSSDと言っても、SATANVMeM.22.5インチなど様々な種類があり、「ノートパソコンのSSDの種類はどれがいい?」、「SSDの交換方法は?」と迷う初心者も多いでしょう。

この記事ではノートパソコン用SSDの種類とその違い、選び方からSSD交換方法までを初心者向けに分かりやすく解説します。
さらに交換時の注意点や失敗しないコツ、初心者におすすめのSSD製品も紹介するので、自分でノートPCのSSD換装に挑戦したい方はぜひ参考にしてください。

SSDとは?ノートパソコンSSD交換のメリット(基本解説)

SSD(Solid State Drive)とは、データをフラッシュメモリで記憶するストレージ装置です。
一方、従来のHDD(Hard Disk Drive)は内部で磁気ディスクが高速回転してデータを読み書きします。
この構造の違いにより、SSDはHDDに比べて読み書き速度が非常に速く、衝撃にも強く静かという特徴があります。
可動部分がないSSDは発熱や動作音も少なく、一般に寿命や信頼性も高いとされています。
ノートパソコンのストレージをHDDからSSDに換装すると、パソコン全体の動作が大幅に高速化します。
実際、古いHDDからSSDに交換することで起動時間やアプリの動作速度が劇的に改善されるでしょう。
Windowsの起動が数分かかっていたPCでも、SSDなら数十秒以内で立ち上がることも珍しくありません。
また、データアクセスの高速化によって日常作業のストレスが減り、耐衝撃性の向上で大切なデータも保護しやすくなります。
大きな効果が期待できるため、SSD換装は多くのユーザーにとって効果的なアップグレード方法といえます。

 

ノートパソコンに搭載できるSSDの種類と違い(SATA・NVMe・M.2など)

一口にSSDと言っても、形状(フォームファクタ)や接続方式の違いでいくつか種類があります。
ノートパソコン用SSDの主な種類は以下の通りです。

  • 2.5インチSSD(SATA接続)
    一般的なノートPCで最も汎用的なタイプ。
    サイズは2.5インチHDDと同じで、接続インターフェースはSerial ATA(SATA)。
    SATA IIIなら最大6Gbps(約600MB/s弱)程度の転送速度となります。
    古いノートの場合、既存HDDをこの2.5インチSATA SSDに置き換えて使うケースが多いです。
  • M.2 SSD(SATA・NVMe)
    薄型ノートPCや小型PCで近年主流のカード状フォームファクタ。
  • M.2 SATA:転送速度はSATAと同等(最大約600MB/s)。
  • M.2 NVMe:PCI Express経由で非常に高速(数GB/s級)。
    ただし対応スロットが必要。
  • 形状サイズは「M.2 2280」(幅22mm×長さ80mm)が主流です。
    ノートPCがM.2スロットを備えていても、「SATA専用」か「NVMe対応」かを必ず確認しましょう。
  • mSATA SSD
    旧型の薄型ノートなどで用いられた小型SSD。
    SATAの小型版「mini-SATA」スロットに接続します。
    最近は新製品が少なく、代わりにM.2規格が主流となっています。
  • 1.8インチSSD
    さらに古い一部の超小型ノートで使用される特殊なサイズ。
    Micro SATAなど、対応が限定的です。

現在、ノートパソコンでメインとなるのは2.5インチSATA SSDかM.2 SSD(SATA/NVMe)です。
古めのノートは2.5インチ、薄型やハイエンドノートはM.2を搭載していることが多いので、購入前に自分のノートPCの仕様をよく確認しましょう。
一番重要なのが今のパソコンにはどのSSDが取り付けできるかです。
分解を先にしてSSDの仕様を確認しないと、部品を間違えてしまう注文してしまう可能性があるので注意が必要です。

 

ノートパソコンに適したSSDの選び方

ノートPC用SSDを選ぶ際、まずは対応フォームファクタインターフェースを調べます。
メーカー公式サイトや製品マニュアルで「2.5インチSATAなのか」「M.2 SATAまたはNVMeなのか」を確認しましょう。
ここで正しい種類を選ばないと、物理的に装着できなかったり認識されなかったりします。
また、以下のポイントも重要です。

  • 容量
    OSやアプリを快適に使うには最低でも256GB以上を推奨。
    余裕を持たせるなら500GB~1TBほどが理想です。
  • SATAかNVMeか
    NVMeは超高速ですが値段が少し高め。
    一般的な用途ならSATAでも十分高速化できます。
    ただしノートPCがNVMeに対応しているかも要確認。
  • メーカーや信頼性
    大手メーカー製の定番モデル(Samsung、Crucial、WD、KIOXIAなど)は信頼性が高く、5年保証などサポート面も手厚いです。
    多少価格が高くても、耐久性を重視するなら実績のある製品を選ぶと安心です。

 

まとめ

SSDには種類がたくさんありますが、交換を考えているのであれば先に自分のパソコンの現状を知ることから始まります。
現時点でハードディスクが装着されているのか、SSDなのかで次に用意をする部品も異なります。
SATA接続しかできないパソコンにM.2、PCle、NVMeのSSDなどは取り付けができないので、間違えて注文しないようにしましょう。
分解をせずにパソコンの型番だけで先に部品を注文してしまうと仕様が違う場合もありますので注意してくださいね。