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ノートパソコン ACアダプタのプラグが折れた、先端が詰まった修理

Lenovoのノートパソコンideapad 330をお使いの方で、ACアダプターのプラグ先端がDCジャック内に詰まってしまったとのことでパソコン修理の依頼をしていただきました。

 

プラグ折れの修理実績

今回のパソコン修理はお近くにお住まいという方もありましたので、船橋店の方まで直接持ち込みをしてくださいました。



お預かり後にノートパソコンの状態の確認すると、一見全く問題なさそうに見えますが、新しく用意をしたACアダプターを差し込もうとしても挿すことができません。
内部を覗き込んでみるとプラグの先端部分が中で折れた状態で残っていることが確認できます。
この症状(ACアダプタのプラグが折れた、先端が詰まった)は意外と多くありますが、ピンセットや楊枝などでほじくり出そうとすると内部でショートしてしまう可能性がありますので注意が必要です。
今回のideapad 330は内蔵バッテリーのために、現在も通電はされている状態ですので特に注意が必要です。



内蔵バッテリーを取り外ししてから作業を開始いたします。
画像では分かりづらいですが、矢印部分がDCジャックとなります。
その上にヒンジが被さっている状態ですのでヒンジ部分のネジを外してからDCジャックの詰まりを解消していきます。



DC ジャックより先端の折れているプラグ部分を取り除くことができました。
ideapad330のDCジャックはコネクター接続でしたので、比較的簡単にプラグ折れ部分を除去することをできましたが、ノートパソコンの種類によってがコネクター接続ではなくDCジャックがマザーボードに半田付けされていることも多いために、その場合はDC ジャッの取替えが必要となります。

今回のケースでは DC ジャックに損傷はなかったので単純にプラグの先端部分の取り外しで完了となっております。



バラバラの状態から組み直しをし、新しく用意をしておいた ACアダプタを差し込みいたしました。
正常に充電ができているかの確認をしている状態ですが、問題なく充電は可能となりましたので作業は終了となります。

 

ACアダプタのプラグ折れの取り外しにかかった期間は?

今回のパソコン修理は店舗への持ち込みということもありましたが、お預かりをした日に作業が終了しております。
作業にかかった時間としては1時間以内となりましたので比較的短い時間で対応できたのかと感じます。

 

ノートパソコンのプラグ折れで注意する事とは?

DCジャック部分の詰まりに関しては自分で簡単に取り除くことが出来そうと感じられると思われますが、最悪のケースではパソコンの電源が入らなくなってしまうこともありますのでその点に関しては十分注意をした方が良いでしょう。
機種にもよりますが、マザーボードやロジックボードを壊してしまうと最悪パソコンを買い替えた方が良いぐらいの高額見積もりになるケースもありますので、もし自分で「ACアダプタのプラグが折れた、先端が詰まった修理」をする予定がある場合はその辺のリスクも考慮しておいた方が良いです。

 

2022/2/15 修理実績追加

【故障のお問い合わせ内容】
キャリーケースの中にパソコンを入れる際、ACアダプタを挿したまま運んでしまい、衝撃が加わったと思われるが、ACアダプタのプラグ先端がDCジャック内に詰まり、取れなくなってしまった。

アダプタの先端が折れた修理

パソコンをお預かりしてDCジャックの状態を確認すると、この状態では内部に何かがあるかな?程度でした。
念のため AC アダプタの先端を差し込んでみましたが、半分程度しかうまく差し込むことができないので内部に何かが詰まっているのは間違いなさそうです。



ボトムケースを取り外しDCジャックを確認しております。
DCジャックははんだづけされているタイプですので、万が一この状態で異物が取れない場合はDC ジャックのはんだ付けの修理(マザーボード修理)が必要となります。



無事に異物のみを取り出すことに成功しました。
赤枠で囲んである異物がACアダプターの先端部分になります。
ここまで大きな物が詰まってしまう場合は外側から取り出すのはおそらく無理でしょう。



異物を取り除くことができたので、新しく用意をしたアダプタの先端がしっかりと奥まで差し込める状態になったことがわかります。



最後は充電の確認をいたしましたが、問題なく充電ランプが表示されるようになりました。