修理事例詳細

修理事例詳細

  • 最終更新日:
  • 投稿日:

dynabookノート S73/HVに縦線が入り画面がチカチカする液晶破損の修理事例 千葉県から店舗に持ち込み

dynabookノートに縦線が入り画面がチカチカする液晶破損の修理事例 千葉県

ノートパソコンの画面に突然縦線が入り、表示がチカチカと点滅し始めると、多くの方が「ついに故障してしまったのでは…」と不安になります。
特に仕事や学業で毎日使用しているパソコンの場合、少しでも早く正常な状態に戻したいところです。
今回は千葉県から持ち込みでご依頼いただいた、dynabook S73/HV(A6SFHVF8D515)の液晶パネル交換修理について、実際の画像とともに詳しくご紹介します。

ご相談内容と故障の状況について

お客様は千葉県在住で、当店まで直接お持ち込みいただきました。
dynabook S73/HVの画面が破損してしまい、縦線が表示されるだけでなく、全体がチカチカと明滅する状態になっているとのことでした。
まずお預かりして状態を確認したところ、電源を入れた直後の画面は黒い背景の中に細かな白い点が散りばめられたように見え、典型的な液晶パネル内部の破損と判断できました。
起動画面である「dynabook」のロゴ表示も不安定で、暗い部分にムラが出ていることから、液晶そのものが広範囲で損傷していることが推測されます。

画面割れと聞くと「ヒビが入っていないから大丈夫」と思われる方もいますが、内部層の破損は外見にヒビがなくても発生します。
今回のように縦線・ちらつき・表示ムラが同時に起きている場合、液晶パネル交換による修復が必要となります。

千葉県内からのご依頼は持ち込み・宅配どちらも対応

当社は千葉県に拠点を置く修理専門店です。
千葉県内からのご依頼では、今回のお客様のように持ち込み修理と宅配修理のどちらにも対応しています。
特に「画面が見づらく業務に支障が出ている」「早く修理したい」というケースでは、持ち込みによる即日修理は非常にご好評をいただいております。

一方で、県外のお客様には引き続き宅配修理をご案内しています。
遠方からの持ち込みは現実的に難しいため、宅配便を活用していただくことでスムーズに修理が可能です。

dynabook S73/HV の液晶破損でよくある症状

dynabookのビジネスモデルであるS73シリーズでは、以下のような液晶不良が多く見られます。
・画面に縦線・横線が入る
・表示がチカチカ点滅する
・黒く濁ったような表示が出る
・外観にヒビがなくても内部層が破損している
・角に衝撃を受けた後から映りが悪くなる
これらはケーブル不良の可能性もありますが、多くの場合は液晶パネルの交換で改善します。

今回のS73/HVも、起動時にはdynabookロゴが見えるものの、暗い部分には細かな白い粒のような映りが広がり、内部破損の典型例といえる状態でした。

持ち込み後の即日修理の流れ

千葉県から直接ご来店いただいたため、その日のうちに修理へと進めることができました。

1. 状態確認・液晶パネル型番の特定

まずは本体の状態確認を行い、破損状況と動作チェックを実施します。
dynabook S73/HVはモデルごとに液晶パネルの仕様が異なるため、分解して実際のパネル型番を確認する作業が必要です。
今回のモデルについても、適合パネルを正確に選ぶため丁寧な分解を行いました。

2. 分解・破損パネルの取り外し

ベゼル(液晶周りの枠)を外し、内部のパネルを慎重に取り外します。
dynabookはパネル裏にフラットケーブルや固定金具が配置されており、無理に力を加えると筐体やケーブルを破損する恐れがあります。
専用工具を使用して、安全に取り外していきました。

3. 新しい液晶パネルの取り付け

適合する新品パネルを用意し、専用ケーブルに接続して仮状態で表示確認を行います。
仮組みの段階でdynabookロゴが鮮明に表示され、ちらつきも縦線も発生していないことを確認できました。
正常表示を確認した上で、本組み作業に進みます。

4. 組み立て・最終チェック

ベゼルの戻し、ネジの締め付け、フレームの浮きなどを丁寧に確認しながら組み立てを行います。
表示の明るさ・色味・動画再生・充電中の動作など、多角的にチェックを実施しました。
修理後は、写真のようにdynabookロゴがくっきりと表示され、全体のチカチカも完全に解消されました。

データはそのまま、設定も引き継ぎ可能

液晶パネル交換は内部ストレージに触れないため、OSやアプリ、写真、ドキュメントなどのデータはそのまま保持されます。
今回も、お客様の環境や設定を変えることなく、画面表示だけを新品の状態に復旧することができました。
「データは消さずに直したい」という方にとって、液晶交換は安心してご利用いただける修理方法です。

dynabookの液晶トラブルを防ぐためのポイント

dynabookはビジネス用途でも人気があり、持ち運びが多いモデルでもあります。
そのため、以下のような点に注意することで再発防止に役立ちます。
・バッグの中で圧力が掛かる環境を避ける
・ディスプレイの上に物を置かない
・天板だけをつかんでの持ち運びを控える
・クッション性のあるケースを使用する
落下や圧迫は液晶破損の主な原因ですので、普段の使い方が再発防止に大きく影響します。

よくあるご質問

Q. 縦線が入るのは液晶割れですか?

A. 縦線やチカチカする症状は、内部層の破損で発生することが多いです。外観にヒビがなくても液晶内部の故障が進んでいるケースが多く、交換での改善が一般的です。

Q. 即日修理は可能ですか?

A. 在庫がある場合は、dynabook S73/HVのように即日修理が可能です。
事前に型番をお知らせいただけると、在庫状況の確認がスムーズです。

Q. データは残りますか?

A. 液晶交換ではストレージに触れないため、データはそのまま残ります。初期化も必要ありません。

Q. 修理後すぐに使用できますか?

A. 液晶交換後はすぐに通常通りお使いいただけます。色味や明るさも正常に戻るため、作業環境も快適になります。

まとめ:dynabook S73/HVの縦線・チカチカは液晶交換で改善

今回のdynabook S73/HVは、縦線と全体のちらつきが発生する液晶破損のケースでしたが、液晶パネル交換により即日で元の正常な状態に復旧しました。
千葉県から持ち込みいただいたため、店舗でのスピード対応ができた点も大変喜んでいただけました。
dynabookの画面が見えにくい、線が出る、チカチカするなどの症状がある場合は、放置すると悪化する可能性があります。
千葉県内の方は持ち込み、その他の地域の方は宅配修理で対応しておりますので、お困りの際はいつでもご相談ください。