愛知県からの宅配修理事例|EPSON NJ4400E-2 起動しない症状とSSD交換
愛知県のお客様より、「電源は入るがWindowsが起動しない」というお問い合わせをいただきました。
当社は千葉県のパソコン修理業者ですが、県外(東京都含む他府県)のお客様には宅配修理を基本としてご案内しています。
今回は宅配便にて本体をお送りいただき、EPSON NJ4400E-2のSSD交換を行った修理事例をご紹介します。
症状の概要
お客様の申告では、電源ボタンを押すとファンは回転し画面も点灯するものの、Windowsが立ち上がらないとのことでした。
実際に検証したところ、起動時にBIOS画面が表示され、ストレージ一覧に内蔵ドライブが認識されていない状態でした。
これはストレージ(今回はSSD)の故障によく見られる症状で、システムがブートドライブを見つけられずBIOS画面に遷移します。
修理前の診断
まずBIOS設定画面を開き、SATAポートおよびM.2ストレージの認識状況を確認しました。
SATA Port 0/1、M.2 Storage いずれにも対象ドライブが表示されず、SSD自体が完全に認識されていませんでした。
接触不良の可能性を考慮し、一度SSDを取り外して端子清掃を行いましたが改善はありません。
この時点でSSDの物理故障が濃厚と判断しました。
修理作業の流れ
- 本体分解:底面カバーを取り外し、バッテリーやケーブルを外して安全な作業環境を確保します。
- SSDの取り外し:不具合のあるSSDを取り外し、型番や接続方式(SATA/M.2)を確認します。
- 新品SSDの取り付け:互換性のある新品SSDを装着し、固定ネジをしっかり締めます。
- OSインストール:Windowsを新しいSSDにクリーンインストールし、ドライバとアップデートを適用します。
- 動作確認:起動速度、各ポートの認識、インターネット接続、バッテリー駆動など総合的にチェックします。
修理後の状態
SSD交換後はBIOSで正常にストレージが認識され、Windowsもスムーズに起動しました。
起動時間は交換前より大幅に短縮され、アプリケーションの動作も快適になっています。
データ復旧が必要な場合は、故障SSDから可能な範囲でデータ抽出を試みることもできますが、今回は事前にバックアップ済みとのことでOS再構築のみを行いました。
SSD故障の主な原因
- 長年の使用による書き込み限界到達(寿命)
- 電源断や落雷によるコントローラ故障
- 物理的な衝撃や高温環境での使用
- 製造時の部品不良
SSDはHDDよりも衝撃に強いと言われますが、書き込み回数には限界があり、突然認識されなくなることもあります。
宅配修理の流れ(県外のお客様向け)
- お問い合わせ:機種名「EPSON NJ4400E-2」と症状(例:起動しない、BIOSのみ表示)をお知らせください。
可能であればBIOS画面の写真をお送りください。 - 診断とご案内:症状から想定される修理内容とおおよその納期をご案内します。
- 梱包・発送:本体のみを緩衝材で二重巻きし、ダンボールに固定して宅配便で発送してください。
返送費用は当社が負担します。 - 修理実施:到着後に詳細診断を行い、SSD交換やOS再構築を実施します。
- 返送・完了:動作確認後、しっかり梱包してご返送します。
修理後の注意点と予防策
- 定期的なデータバックアップを行う
- OSやアプリは常に最新の状態に保つ
- 落下や衝撃を避け、熱がこもらないよう通気口を塞がない
- 不安定な挙動や起動遅延を感じたら早めに点検を依頼する
まとめ
愛知県から宅配修理でお預かりしたEPSON NJ4400E-2は、SSD故障によりBIOSからも認識されない状態でした。
新品SSDへの交換とOS再構築により、正常に起動し快適に動作するよう復旧しています。
当社では千葉県外のお客様にも宅配修理で迅速に対応可能ですので、突然の起動不良やストレージ認識トラブルでお困りの際は、ぜひご相談ください。