【修理事例】HP 15-fc0003AU:踏んでしまって割れた液晶を交換修理
今回ご紹介するのは、東京都からのご依頼で修理を行った「HP 15-fc0003AU」の液晶割れ事例です。
ご依頼内容によると、「パソコンを開いた状態でベッドの上に置いていたところ、立ち上がる際に誤って踏んでしまい、液晶画面が割れてしまった」とのこと。
YouTubeを開いて視聴中だったそうですが、キーボードには問題なく反応があったため、本体の内部基板などは無事である可能性が高いと判断されました。
しかし、液晶パネルが物理的に損傷してしまった場合、画面が正常に映らなくなるため、早めの修理が必要です。
修理前の状態:蜘蛛の巣状のヒビが広がった液晶
下の写真が修理前の状態です。
黒い画面上に白い線やひび割れが多数確認できます。
一見すると電源がオフのようにも見えますが、実際にはパネル内部が破損し、正常な表示が不可能な状態です。
このような割れ方は、強い衝撃や圧迫によってパネルの内部までダメージが及んでいる典型例です。
キーボードが反応しているということから、マザーボードやCPU、メモリなどの主要パーツは無事だったと推測されます。
修理後の状態:クリアな画面が復活
続いて、修理後の写真をご覧ください。
液晶パネルを交換したことで、Windowsのログイン画面が鮮明に映し出されるようになりました。
時間や日付、背景のブルーグラデーションなど、HPパソコン本来の表示品質が戻ってきたことが分かります。
今回の修理で、YouTubeやインターネットの閲覧、各種ビジネスソフトの利用なども問題なく再開可能となりました。
ハードウェア的に深刻な故障がない場合、液晶交換のみで済むケースは少なくありません。
液晶割れの原因と予防策
- 踏んでしまう・座ってしまう:
今回のように、ベッドやソファの上にパソコンを置いたまま移動すると、画面を踏んでしまうリスクが高まります。 - 物の挟み込み:
画面とキーボードの間にペンやケーブルを挟んだまま閉じてしまうと、パネルに強い圧力がかかり、ひび割れの原因となります。 - 落下事故:
机からの落下やカバンの中からうっかり取り落とすなど、高所からの衝撃が加わると画面割れが起こりやすくなります。
予防策としては、パソコンを置く場所に注意し、衝撃を与えないように扱うことが第一です。
特に、寝室やリビングなど、思わぬタイミングで踏んでしまう可能性のある場所では気を付けましょう。
修理の流れ
- お問い合わせと診断
お客様から状況をヒアリングし、液晶パネルの在庫や交換費用、作業期間などを確認します。 - パソコンの送付・預かり
店舗持ち込みまたは宅配便にてPCをお預かりします。 - 液晶交換作業
破損したパネルを取り外し、新品または互換性のあるパネルを装着します。 - 最終テストと返却
交換後は画面表示や各種動作をチェックし、問題なければお客様へ返却します。
修理前に確認しておきたいポイント
- データのバックアップ:
液晶交換だけならデータは消えませんが、万が一のリスクに備えて重要ファイルはバックアップを取ることをおすすめします。 - 保証内容の確認:
物理的な破損はメーカー保証の対象外となる場合が多いです。延長保証などに加入しているかどうか、事前に確認しましょう。 - 修理費用と買い替え費用の比較:
ノートPCが古い場合や内部に他の不具合がある場合、買い替えの方が費用対効果が高いこともあります。総合的に判断しましょう。
まとめ:HP 15-fc0003AUの液晶割れも交換でスムーズに復旧
今回の依頼では、ベッド上での踏みつけにより液晶が粉々に割れてしまったHP 15-fc0003AUを修理前後の写真とともにご紹介しました。
物理破損でも、液晶パネルの交換を行うことで、再び快適なパソコン環境を取り戻せる可能性が高いです。
特に本体の基板やキーボードが無事な場合、作業期間や費用も比較的抑えられるでしょう。
液晶割れでお困りの際は、今回の事例を参考に、まずは修理の見積もりや対応可能なパーツの有無を問い合わせてみることをおすすめします。
大切なデータや環境をそのまま活かすためにも、ノートパソコンの修理選択肢をぜひご検討ください。