富士通 LIFEBOOK WU2/H1 液晶割れ・横線表示の液晶パネル交換事例 山形県から宅配修理
山形県のお客様より「落下させてしまい液晶が割れ、画面全体に横線が入るようになった」とのご相談をいただきました。
液晶にひびが入っており、中央部分に帯のようなノイズが発生していましたが、HDMI接続では正常に映るとのことで、液晶パネル単体の破損と判断できる典型的な症例です。
当社は千葉県のパソコン修理業者であり、山形県のような県外からのご依頼は宅配修理が基本となります。
写真診断後、液晶パネル交換にて対応可能と判断し、そのまま宅配でお預かりいたしました。


液晶割れ+横線は「パネル破損」が原因|外部出力が正常なら内部基板は無事
今回のLIFEBOOK WU2/H1では、落下による衝撃で液晶パネル内部の駆動層が破損し、中央に太い帯状の表示乱れがありました。
破損部分を中心に横線が発生し、周囲の表示にも色ムラや暗部が広がっています。
一方、HDMI接続では正常に映るとのことで、GPUや基板には問題がなく、液晶パネルのみの交換で改善できる状態です。
これはノートパソコン修理の中でも最も一般的で、落下トラブル後によく見られる症状です。
山形県からは宅配修理でスムーズに受付
当社は千葉県に店舗を構えていますが、山形県を含め全国から多くの宅配修理をお受けしています。
特にLIFEBOOKシリーズは軽量モデルが多く、その反面、液晶パネルが繊細で落下衝撃に弱い傾向があります。
宅配修理では、以下の流れでスムーズに対応が可能です。
1. メールで写真を送付していただき事前診断
当社はLINE受付は行っておらず、電話またはメールのみで対応しています。
今回も割れ部分や横線の写真をメールでいただき、液晶パネル交換で対応可能と判断しました。
2. PCを安全に梱包して発送
緩衝材でPCをしっかり固定し、段ボールに二重梱包してお送りいただきました。
落下ダメージがある個体は再破損のリスクもあるため、発送時の梱包はとても重要です。
3. 到着後の動作チェックと破損確認
実機を確認すると、起動ロゴ表示時も帯状のノイズが大きく発生し、液晶内部が完全に壊れている状態でした。
一方で外部モニターでは正常映像が確認できたため、液晶パネルのみの交換で済むことを最終確認。
4. LIFEBOOK WU2/H1 の液晶パネル交換を実施
WU2/H1は極薄ベゼルの軽量モデルで、分解には高い注意が必要です。
ベゼルを外し、破損したパネルを慎重に取り外して新品パネルへ交換しました。
交換後は発色・輝度・バックライト・ドット抜けのチェックを行い、全て正常であることを確認。
LIFEBOOK WU2/H1 のような薄型モデルは「割れると症状が一気に広がる」
富士通のWU2/H1シリーズは非常に軽量で携帯性が高い一方、液晶パネルが薄く衝撃に弱いため、落下のダメージが内部層にまで届きやすい構造です。
今回のように、
・中央に太い帯が出る
・横線が広がる
・左右の表示が暗くなる
・黒いシミ(液晶漏れ)が増える
といった症状が出た場合は、時間とともに悪化するのが一般的です。
早めに交換を行うことで、さらなる破損を防止できます。
液晶割れを放置すると起こるトラブル
液晶パネルが破損したまま使用を続けると、以下のような問題が起こる可能性があります。
・液晶漏れが広がって画面が全く見えなくなる
・横線・縦線の増加で操作困難になる
・バックライトの破損につながり真っ暗になる
・ガラス層が崩れ、キーボード面を傷つける
・破損箇所から内部ケーブルにも負荷がかかる
特に薄型モデルでは破損拡大が早く、早期修理が重要です。
修理後の最終チェック
液晶パネル交換後には、以下の項目を丁寧に確認しています。
・表示ムラや色ズレの有無
・明るさ調整の正常動作
・バックライトのちらつきチェック
・ドット抜けの確認
・外部出力との表示差異のチェック
問題がないことを確認し、クリーニング後にご返送いたしました。
まとめ:LIFEBOOK WU2/H1 の落下による液晶割れはパネル交換で改善可能
今回の山形県のお客様のケースのように、落下衝撃による液晶割れ・横線・帯状ノイズは液晶パネル交換でほぼ確実に改善できます。
県外からのご依頼は宅配修理が基本となりますが、メールでの写真診断によりスムーズな受付が可能です。
液晶の割れや横線が広がる前に、早めの修理をご検討ください。

