水こぼしでキーボード不良と音割れが発生したMacBook Air 2020修理事例｜船橋市

MacBook Air 2020 Intelモデルに水をこぼしてしまい、その後からキーボードの一部が反応しない、さらにスピーカーの音が割れて聞こえるという症状でご相談いただきました。
今回は千葉県船橋市からのご依頼となり、持ち込み・宅配両方に対応可能な地域のため、店頭への持ち込み修理での対応事例となります。
水没や水こぼしは一見軽症に見えても、内部では徐々に不具合が広がる可能性があるため、早めの点検と対処が重要になります。

お問い合わせ内容と症状の詳細

お問い合わせ時の内容は「飲み物をこぼしてしまい、その後からキーボードの一部が効かなくなった」「スピーカーから音割れがするようになった」というものでした。
MacBook Airのような薄型ノートパソコンは、キーボードやスピーカー周辺から内部に水分が入り込みやすい構造になっています。
そのため、水こぼし後は入力装置や音声系統に不具合が出るケースが非常に多く見られます。
今回のように複数の症状が同時に発生している場合、部分的な故障ではなく関連する基板やパーツへの影響も疑う必要があります。

水こぼしによる故障が起こる原因

水分が内部に侵入すると、基板やコネクタ部分に付着し、通電時にショートや腐食を引き起こす原因となります。
キーボードはフィルム構造になっているため、一度水分が入り込むと乾燥させても正常動作に戻らないことが多い部品です。
また、音割れの症状についてはスピーカー自体の問題だけでなく、オーディオジャックボードや音声信号を制御する回路の異常が影響することもあります。
水こぼし直後に問題がなくても、数日後に症状が出始めるケースも少なくありません。

分解点検で確認された内部の状態

本体を分解し、内部の状態を詳しく確認しました。
キーボード裏側には水分の侵入跡があり、一部に腐食が確認できました。
これにより特定のキーのみ反応しない状態になっていたと判断できます。
また、オーディオジャックボード周辺にもダメージが見られ、これがスピーカー音割れの主な原因となっていました。
スピーカー本体そのものではなく、制御系パーツの不具合による音質低下が起きていた状態です。

今回の修理内容について

今回の修理では、オーディオジャックボードの交換とキーボード交換を実施しました。
オーディオジャックボードは外部出力や内部スピーカーの音声制御に関わる重要なパーツであり、不具合があると音割れやノイズの原因になります。
キーボードについては部分修理ができない構造のため、ユニットごとの交換対応となります。
水こぼしによるキーボード不良では、無理に使い続けると他の回路へ影響が広がるため、早期交換が結果的に本体を守ることにつながります。

修理後の動作確認

部品交換後は、すべてのキーが正常に反応するかを一つずつ確認しました。
また、スピーカー出力についても実際に音を再生し、音割れやノイズが発生しないことをチェックしています。
オーディオジャック接続時と内蔵スピーカー使用時の両方で問題がないことを確認し、修理完了となりました。
水こぼし修理では、表面的な動作確認だけでなく、複数のチェック工程が欠かせません。

船橋市からのご依頼と対応について

当社は千葉県の修理業者となり、船橋市からのご依頼については持ち込み・宅配両方に対応しています。
今回はお急ぎとのことで、直接ご来店いただき、状態確認から修理完了までスムーズに対応することができました。
千葉県外からのご依頼の場合は宅配修理が基本となりますが、県内のお客様であればライフスタイルに合わせた方法を選択していただけます。

水こぼしトラブルを防ぐための注意点

MacBook Airなどのノートパソコンは、精密機器のため水分に非常に弱い構造です。
飲み物を近くに置く場合は、フタ付きの容器を使用するだけでも水こぼしリスクを大きく減らせます。
万が一水をこぼしてしまった場合は、すぐに電源を切り、無理に操作を続けないことが重要です。
時間が経つほど腐食が進行する可能性があるため、早めに点検を受けることをおすすめします。

MacBook Air 2020の水没・音トラブルでお困りの方へ

今回のようにキーボード不良と音割れが同時に発生するケースは、水こぼしが原因であることが多く見られます。
症状が軽く感じられても、内部では複数のパーツに影響が出ている可能性があります。
当社ではMacBook Air 2020を含むApple製品の内部構造を熟知した上で、状態に応じた修理対応を行っています。
千葉県内からのご依頼は持ち込み・宅配両方に対応しておりますので、お困りの際は早めにご相談ください。