ノートパソコンの画面が暗い、うっすら、見えない場合
HPのノートパソコンCompaq nc8230の修理をさせていただきました。
HP Compaq nc8230はビジネスモデルだけあって修理のご依頼をして頂いたのは会社の方でした。
お問い合わせ内容では起動はするがすぐに画面が暗くなってしまうとの事で、パソコン故障の可能性があるとお伝えいたしました。
HP Compaq nc8230を送って頂きすぐに調査に入らせていただきましたが、故障がすぐに判明いたしました。
液晶パネルだけを取り外しバックライトを光らせるテストをするのですが、ちらつきがあり、この時はインバーターは接続していませんのでバックライト側の故障であることが確定します。
(稀に両方故障の場合もありますが。。)
以下の画像はHP Compaq nc8230の液晶パネルよりバックライトだけを取り出した物になります。
画像ではわかりづらいと思いますが、ノートパソコンの場合は爪楊枝1本分の太さです。
少しでも力を加えると折れてしまう位繊細にできております。
【アップ画像】
根元部分が黒く焦げていることが確認できますが、ちらつきの原因はこれです。
ノートパソコンのバックライトは家庭でいう蛍光灯と同じような物になり、家庭の蛍光灯も交換時期が来るとチラつくと思いますが、同じような内容ですね!
ノートパソコンのバックライトが劣化した場合は暗くなったり、赤く表示されたりしますので全ての症状が家庭の蛍光灯と同じとは言えませんがなんとなく似ていますね。
家庭の蛍光灯を交換するのは非常に簡単なことですが、ノートパソコンの場合は非常に技術を要します。
パソコン修理店の技術力はバックライト交換ができるお店、できないお店で判断してもいいような内容になっております。
当店ではメーカー問わずバックライト交換に対応しておりますが、どれもCCFLの液晶パネルのみです。
最近のノートパソコンのほとんどの液晶パネルはLED液晶ですが、LED液晶で画面がうっすらとなったりした場合はバックライト交換ができないために液晶パネル交換となります。
CCFLからLED液晶に変わってきた時期は2008年頃からとなりますので2008年以前のノートパソコンで画面がうっすら表示、赤くなる場合はバックライト交換、インバーター交換のみで修理できる可能性がございます。
液晶パネル交換よりも修理代金としては格安になりますので上記のような症状がパソコンに出ている場合は当店までご相談ください。