修理事例詳細

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FMVA50G2Lの液晶に横線・縦線・帯が出る表示不良と液晶パネル交換修理事例 千葉県

FMVA50G2Lの液晶に横線・縦線・帯が出る表示不良と液晶パネル交換修理事例 千葉県

千葉県のお客様より「落下も踏みつけも心当たりがないのに、液晶が破損しているようで表示が乱れる。最初は画面上部が暗くなり、開閉すると横線・縦線が出たり画面がブレて見にくくなる」とのご相談をいただきました。
当社は千葉県の修理業者であり、県内のお客様については持ち込み・宅配両方に対応しています。
今回は富士通 FMVA50G2L(LIFEBOOK シリーズ)に発生した液晶表示不良について、実際の写真とともに修理工程を詳しく解説します。

お問い合わせ内容と故障の症状

お客様のお話では「強い衝撃を与えた記憶はない」とのことでしたが、パソコン内部の液晶パネルは非常に繊細で、圧力やねじれが加わるだけで破損することがあります。
今回の症状は次の段階を経て悪化していきました。
・最初は画面上部中央から左側にかけて暗くなる
・開閉すると一時的に明るさが変わる
・その後、横線・縦線が発生
・ブレや帯状の乱れが広がり、視認性が低下
こうした症状は液晶パネル内部の破損や断線により発生する典型的な不具合です。

まずは破損していた状態の写真をご覧ください。

広範囲に渡って横線・縦線・色ムラが走り、右側には強い黒つぶれが見られます。
画面の大部分が乱れており、通常利用はほぼ不可能な状態でした。

続いて、液晶交換後の正常な表示です。

美しい発色が戻り、正常な表示に復旧していることがわかります。

液晶破損が起こる原因とは

液晶の破損と聞くと「落下」「踏みつけ」を想像される方が多いですが、実際には次のような“日常の動作”でも起こり得ます。
・バッグの中で本体が圧迫される
・天板を片手で開閉し、ひねりが生じる
・キーボード上の小さな物を挟んだまま閉じてしまう
・パソコン本体に体重や荷物が“じわっと”かかる
液晶パネルはガラスのような素材ではなく“内部層が重なった構造”のため、外側が割れていなくても内部だけ破損することがよくあります。
今回のFMVA50G2Lの症状も、内部層の破損により表示制御が乱れたケースといえます。

今回の修理:液晶パネル交換のみで改善

動作確認を行ったところ、基板・ストレージ・バックライト制御などに異常は見られず、液晶パネル単体の破損と判断しました。
富士通 FMVA50G2L の液晶はフレームと一体構造に近いため、慎重な分解が必要です。
以下の工程で修理を実施しました。
・液晶フレームの取り外し
・破損パネルの取り外し
・液晶ケーブルのチェック
・新規パネルの搭載
・輝度ムラ・色再現性・表示の均一性・動作安定性の確認
交換後の表示は非常に安定しており、正常表示へ完全に復旧しました。

千葉県のお客様は持ち込み・宅配どちらも可能

千葉県内のお客様のため、以下の2つの修理方法を選択できます。
・店舗への持ち込み修理(最短対応可能)
・全国対応の宅配修理(返送送料は当社負担)
お急ぎの方は持ち込みが便利ですが、忙しくて時間が取れない方や遠方の方でも宅配修理でスムーズにご依頼いただけます。
宅配修理でも品質・点検項目は店頭修理と全く同じです。

液晶破損を放置するリスク

液晶が乱れ始めた状態を放置すると、次のような悪化症状が起こります。
・黒い帯が広がる
・画面全体が波打つ
・完全に真っ暗になる
・内部の断線悪化により基板に負荷がかかることも
・動作中に突然表示が消える
特に「動かすと症状が変わる」場合は、内部の接触不良や断線が進行しているサインです。
早めの修理がPCを長く使うためのもっとも効果的な選択になります。

FMVA50G2Lの液晶交換は専門作業が必要

FMVAシリーズはモデルごとに内部構造が異なり、液晶ベゼルの固定方法やケーブル取り回しにも違いがあります。
無理に開けようとすると、次のようなリスクがあります。
・フレーム割れ
・ケーブル断線
・ヒンジ破損
・バックライト制御回路の損傷
当社では機種ごとに最適な手順を理解した技術者が作業を行い、修理後も長く安心して使える品質を維持しています。

まとめ:FMVA50G2Lの液晶トラブルは液晶交換で改善可能

千葉県よりご依頼いただいたFMVA50G2Lは、落下などの明確な原因がなくても内部液晶が破損し、横線・縦線・帯・暗転などの症状が発生していました。
液晶パネル交換によって本来の鮮明な画面へ完全に復旧しています。
千葉県内のお客様のため、持ち込み・宅配両方の修理方法から選択可能です。
液晶の乱れや線の発生は自然には治らず、悪化しやすいため、症状を感じたら早めにご相談ください。