富士通 FH52/D3 (FMVF52D3W) の液晶割れを液晶パネル交換でスムーズ復旧!机からの落下事故でも再び美しい映像を取り戻す【修理事例|静岡県】
デスクトップ型のパソコンとノートパソコンの中間的存在として人気のある「一体型PC」。
その中でも富士通の「FHシリーズ」はデザインと使い勝手の両面で評価が高く、ホームエンターテインメントや仕事、学習にも対応できる万能機種として多くのユーザーに愛されています。
しかし、一体型PCも「液晶が割れてしまう」というトラブルからは逃れられません。
今回は静岡県のユーザー様から「机の上から落としてしまい、画面がひび割れして使い物にならない」とのご相談を受け、液晶パネル交換によって問題を解決した修理事例をご紹介します。
1. 依頼内容:机から落下して液晶が割れ、表示できない部分がある
このたびお問い合わせをいただいたのは、「FH52/D3 (FMVF52D3W)」という富士通製の一体型PC。
設置スペースを取らず、スタイリッシュなデザインでリビングなどに置いても違和感のないモデルです。
しかし、ある日、誤って机の上から床へ落としてしまい、液晶が大きく破損してしまったとのこと。
通常、一体型PCは動かさないイメージがあるかもしれませんが、模様替えや掃除などで移動する際に持ち上げ方を誤ったり、バランスを崩して落下させてしまうケースがあります。
また、コードに足を引っ掛けてしまったり、子供がぶつかって倒してしまうという事故も少なくありません。
2. FH52/D3 (FMVF52D3W) の液晶が割れやすい理由
「富士通 FHシリーズ」は一般的に大画面を搭載し、薄型ベゼルや軽量化が進む傾向にあります。
しかし、軽さやデザイン性を重視した結果、以下のような理由で画面破損が起きやすい構造とも言えます。
- 大型ディスプレイのフレーム強度が限定的:広い面積だけに少しの衝撃でも内部へ伝わりやすい
- 移動時の持ち手が少ない:背面や側面を持つと重心が偏り、落下しやすい
- スタンド部が衝撃に弱い:机上で立てかけるタイプだとバランスを崩しやすく、倒れた際のダメージが大きい
今回の事例でも、机から床へ落下するという強い衝撃が原因で、液晶パネル内部に大きな亀裂や黒いシミが発生。
部分的に表示がまったく見えなくなっていました。
3. 修理前の写真:画面に大きな亀裂やカラフルな線、黒い部分が拡大
下記の写真は修理前のFH52/D3 (FMVF52D3W)。
ディスプレイ中央付近や下部に黒い漏れが見られ、カラフルな縦線や横線が重なっているのが確認できます。
映像の一部がまったく表示されず、操作や文字読み取りが困難な状況でした。
4. 内部基板は無事でも液晶パネルが要交換
一体型PCは、液晶ディスプレイとPC本体の基板が一体になっているため、落下時に内部基板やストレージなども故障している可能性があります。
しかし、今回の事例では、電源が入りOSも起動できる状態であったことから、液晶パネル以外の故障はなさそうという見立てができました。
こういったケースでは、液晶パネルのみ交換すれば再び元通り使えるようになる可能性が高いです。
「買い替えしかない」と思い込まず、一度修理店の見積もりを取ることをおすすめします。
5. 液晶パネル交換の流れ:一体型PC (FH52/D3) の分解修理ステップ
ノートPCやタブレットの液晶交換と比べて、一体型PCの修理はやや工程が特殊。
しかし、以下のステップを正しく行えば問題なく修理可能です。
- 背面・スタンド部分の取り外し
まずは一体型PCの背面カバーを開け、スタンド部やネジを外して内部にアクセス。
電源コードやケーブルを外し、通電カットを徹底します。 - ベゼル・フロントパネルの分離
画面周囲の枠(ベゼル)を外し、液晶パネルを固定しているネジや両面テープをチェック。
一体型PCは内部のスペースが限られているため、慎重に作業を進めます。 - 破損パネルの取り外し
パネルコネクタを慎重に外し、割れている液晶をそっと取り除きます。ガラス片が飛散しないよう注意。 - 交換パネルの取り付け
在庫パネルがあれば速やかに装着し、コネクタと固定用ネジを元に戻します。埃や指紋を極力残さないように。 - 動作確認と組み立て
一旦電源を入れ、映像が正常に映るかチェック。問題がなければ背面カバー等を戻して修理完了。
在庫の液晶パネルが用意できれば、即日〜数日の短期間で仕上がる場合もあるため、修理費用と納期を相談して決めると良いでしょう。
6. 修理後の写真:新品同様の映像表示、綺麗な大画面が復活
下記は交換作業を終えた後のFH52/D3。
先ほどまで画面中央や下部にあった黒いシミやカラフルな線が一切なく、クリアな映像がフルスクリーンで表示されています。
お客様も「買い替えかなと思っていたけど、液晶交換だけでこんなに綺麗になるなんて」と大変喜んでいただきました。
7. 修理費用・期間の目安
FH52/D3 (FMVF52D3W)の液晶交換費用は、2〜5万円前後が相場になるケースが多いです。
大型ディスプレイのため、ノートPCより部品代が高い傾向にある場合も。
修理期間は、在庫がある場合であれば数日〜1週間、取り寄せが必要な場合は1〜2週間ほどかかることもあります。
メーカー公式サポートに出すよりも、修理専門店へ依頼する方が短期間・安価に済む可能性が高いです。
8. 液晶破損を防ぐための注意点:一体型PCも落としやすい?
「一体型PC」は据え置き型というイメージが強いですが、掃除や引っ越し、模様替えなどで移動させるときに落下事故が起こりやすいです。
以下のポイントを意識すれば、破損リスクを下げられます。
- 移動時は2人以上で慎重に持ち上げる:大画面ゆえ重心が偏りやすく、片手で持つと危険
- 机の端に置かない:衝撃や振動で簡単に倒れる可能性
- 配線を整理する:コードに足が絡まって倒す事故を防ぐ
- 取り扱い時に柔らかいクッションを用意:万一倒れても衝撃が緩和できる
万が一落下して画面が割れたら、放置すると亀裂が拡大し映像が完全に消える危険性があります。
できるだけ早く修理に出すことで、被害拡大や余計な費用増を防ぐことが可能です。
9. 静岡県からの液晶割れ修理も宅配対応、店頭持ち込み対応
今回のケースでは静岡県からご依頼をいただきましたが、当店では「宅配修理」にて全国対応を行っています。
一体型PCの場合、配送が難しいと思われるかもしれませんが、しっかり梱包すれば問題なく発送・返送が可能です。
また、店頭持ち込みが可能な方であれば、症状を直接確認し、在庫次第では短期間での修理も期待できます。
10. まとめ:FH52/D3 (FMVF52D3W) の落下による液晶割れでも液晶パネル交換で新品同様に
今回は、「富士通 FH52/D3 (FMVF52D3W)」を机の上から落下させてしまい、画面が大きく割れてしまったトラブルと、液晶パネル交換による解決事例を詳しく紹介しました。
一体型PCはノートPCほど頻繁に動かさないとはいえ、ふとした移動や作業中の不注意で転倒・落下が起こりやすい存在でもあります。
内部基板が無事であれば、液晶交換だけで再び鮮明な映像を取り戻せるため、買い替えを即決する前にぜひ修理を検討してみてください。
当店では宅配修理・店頭持ち込みの両方に対応しており、富士通製を含む多くのメーカーや機種の液晶割れに対応しています。
「家電量販店に相談したら買い替えを勧められた」「メーカーに出すと高額になりそう……」とお悩みなら、一度お気軽にお問い合わせください。