修理事例詳細

修理事例詳細

  • 最終更新日:
  • 投稿日:

MacBook Pro A1706(USキーボード)交換事例|岩手県からの宅配修理

岩手県からの宅配修理|MacBook Pro A1706(USキーボード)交換事例

岩手県のお客様より、「特定のキーがスムーズに押し込めず、打鍵感が他のキーと異なる」というご相談をいただきました。
Apple Storeに持ち込み相談されたところ、経年劣化による不具合でキーボード全体の交換が必要との診断を受けられたとのことです。
当社は千葉県の修理業者で、千葉県外(東京都を含む他府県)からのご依頼は宅配修理が基本となります。
今回はMacBook Pro A1706(USキーボード)のキーボード交換による復旧事例をご紹介します。

お問い合わせ時の症状

お客様からお聞きした症状は以下の通りです。

  • 特定キーが他のキーより硬く、スムーズに押せない。
  • 長時間タイピングすると該当キーが反応しにくくなる。
  • Apple Storeでの診断結果は「経年劣化による全体交換が必要」。

MacBook Pro A1706はバタフライキーボード機構を採用しており、微細な埃や経年による構造摩耗で打鍵感が変化することがあります。
一部のキーだけ交換することも可能ですが、内部構造や固定方法の特性から、全体交換での対応が推奨されます。

診断と修理方針

分解前にキーボード入力テストを行ったところ、物理的な押下の重さに伴って入力反応も不安定な状態が確認されました。
Apple Storeと同様、経年劣化によるキーボードのメカニカル不具合と判断し、キーボード全体交換の方針で修理を行いました。

修理工程

  1. 安全対策:本体の電源を完全にオフにし、全ての外部機器を外します。
  2. 底面カバー取り外し:専用ドライバーで底面のペンタローブネジを外し、内部にアクセスします。
  3. バッテリーの絶縁:ショート防止のため、バッテリーコネクタを外します。
  4. 内部ユニット分解:ロジックボード、スピーカー、バッテリーパックなどを順番に取り外し、キーボードユニットに到達します。
  5. キーボードの取り外し:固定リベットを外し、キーボード全体を取り外します。バタフライ構造は非常に薄く繊細なため、破損しないよう慎重に作業します。
  6. 新キーボードの取り付け:US配列の新品キーボードを装着し、全ての固定ポイントを確実に締め付けます。
  7. 内部ユニット組み立て:分解時と逆順に各ユニットを組み込み、ケーブル類を接続します。
  8. 動作確認:全キーの押下感、入力反応、バックライト点灯を確認します。

修理後の状態

a1706 usキーボード交換

交換後は全てのキーが均一な押下感になり、タイピングがスムーズに行えるようになりました。
キーの戻りも軽快で、長時間の入力でもストレスを感じない状態に復元しました。

岩手県からの宅配修理について

当社では千葉県外からのご依頼は宅配修理が基本です。
岩手県からの宅配修理は以下の流れで承っております。

  1. お問い合わせ:機種名(A1706)、症状、配列(US/JP)をお知らせください。
  2. 仮診断と日数案内:想定作業内容と必要日数をご案内します。
  3. 発送準備:本体をプチプチで二重に包み、ダンボール箱に緩衝材を詰めて発送します。
  4. 到着後の正式診断:想定と異なる症状があれば作業前にご連絡します。
  5. 修理実施:キーボード交換と動作確認を行います。
  6. 返送:修理完了後、当社負担で返送します。

梱包のポイント

  • キーボード面に傷防止用クロスを載せ、画面と干渉しないようにする。
  • 本体はプチプチで二重以上に包む。
  • 輸送中の衝撃吸収のため、箱内の隙間を緩衝材で埋める。
  • 精密機器扱いで発送を依頼する。

よくある質問

Q.特定のキーだけ交換できますか。
A.バタフライ構造の場合は全体交換が推奨されます。

Q.データは消えますか。
A.キーボード交換はデータ領域に触れないため、通常はそのままです。

Q.修理期間はどれくらいですか。
A.部品在庫があれば数日以内での返送が可能です。

まとめ

今回のMacBook Pro A1706(USキーボード)は、経年劣化により一部のキーが押しにくくなっていましたが、全体交換で新品同様の打鍵感を取り戻しました。
岩手県を含む県外からの宅配修理もスムーズに対応しておりますので、同様の症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。